カラーミーショップとは、ECサイトの構築・運営・管理を行うことができるサービスです。
中小規模の法人のみならず、個人でもECサイトを構築・運営することができるため、広く利用されています。
そこでこの記事では、カラーミーショップの特徴や料金プラン、そしてメリット・デメリットについて解説します。
カラーミーショップの特徴と詳細
まずは、カラーミーショップのサービスの詳細や特徴について解説します。
専門知識がなくても簡単にECショップを開設できる
本来、Webサイトの構築はもとより、ECサイトを自分で構築して販売機能、在庫機能、決済機能などを搭載させるには、相応の専門知識や技術が必要となります。
また、ただ機能面だけを整えるだけではなく、ECショップとしての見栄えのよいデザインを実現させるためには、HTMLやCSSなどの知識も必要になります。
しかしながら、カラーミーショップを活用することで、手軽にサイト構築と運営が可能になります。また、受注連絡や入金状況を把握することもできます。
集客・販促・分析などの高度な機能も利用できる
単にECショップを開設するだけでは、なかなか売上にはつながらないのがECショップを運営しようとする企業の悩みでもあります。こうした問題に対応するためには、本来はSEOやMEO、アクセス解析やメールマガジンなどの集客対策を行う必要があり、これにはWebサイト制作とは別個の専門知識や技術が必要となります。
カラーミーショップでは、管理画面から広告の出稿やECサイトのアナリティクス機能、クーポン・メールマガジンの送信機能など、様々な販促支援機能を利用することができます。
カラーミーショップの料金プラン
次からは、カラーミーショップの料金プランについて解説します。
フリープラン
フリープランは、カラーミーショップの中でももっともシンプルな機能を持つプランであり、月額費用は無料です。
ディスク容量は200MBのみであり、登録画像数は1商品あたり4枚まで。また、編集可能なページ数は10ページまでとなっています。このような特徴があるため、取り扱う商品の数が多くなってくると不足を感じてしまうでしょう。
そのため、まずは無料でお試しとして機能を利用したいというような場合には、このフリープランからの導入となるでしょう。
レギュラープラン
レギュラープランは、カラーミーショップの中で、もっとも人気の高いプランです。月額料金は4,950円で、ディスク容量は5GB、登録画像数は1商品あたり50枚までです。
また、編集可能なページ数は1万ページと、フリープランと比べて大幅に増量されています。
本格的にカラーミーショップでECショップを展開しようとする場合には、このレギュラープランが有力な選択肢となるでしょう。
ラージプラン
ラージプランの月額料金は9,595円で、登録画像数や編集可能なページ数はレギュラープランと変わりませんが、ディスク容量は100GBと非常に多くなっています。
ディスク容量を気にせず、多くの商品を扱いたい、大規模なECショップを運営したいなどのケースで利用しやすいプランとなっています。
30日間の無料体験
上記に解説したカラーミーショップの料金プランには、30日間の無料体験があります。無料体験がある該当のプランは「レギュラープラン」と「ラージプラン」です。
本格的にカラーミーショップを活用するにあたって、まずはこの30日間の無料体験プランを試してみて、使い勝手などを確かめてから本格的に利用するのもよいでしょう。
カラーミーショップのメリット・デメリット
ここまでは、カラーミーショップの特徴と料金プランについて解説してきました。
では、実際にカラーミーショップを利用する場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット1.専門知識がなくても本格的なECショップが作れる
カラーミーショップのメリットとして最初に挙げられるのは、Webサイトの制作やECショップについての専門知識がなくても、デザインテンプレートを活用して本格的なECショップを制作できることです。
また、ショップのデザインだけではなく、商品購入機能やInstagramからの誘導機能など、各種機能がそれぞれの「アプリ」としてカラーミーショップに用意されており、必要な機能を選んで活用することができます。
メリット2.販売手数料は無料
ECショップを制作するサービスはカラーミーショップ以外にもありますが、カラーミーショップが優れている点として挙げられるのは、どれだけ商品が売れても販売手数料が無料であるという点です。
カラーミーショップの月額利用料金や、決済手数料はかかりますが、販売・売上に対しての手数料がかからないという点は、大きなメリットであるといえます。
メリット3.スマホアプリでも管理できる
カラーミーショップでは、スマホ用アプリが配信されています。PCを常に持ち歩かなくても、スマホアプリにログインすることで在庫管理・発送管理ができるほか、受注した際のプッシュ通知で受注状況を把握することができます。
また、配送伝票をスマホアプリのバーコード読み取り機能で読み取ることで、受注情報内に連携することができます。
受注・在庫管理・発送管理などを一括でスマホアプリにより管理できるのは、ショップ運営の手間を大きく削減してくれるでしょう。
デメリット1.細部までの設計にはHTMLやCSSの知識が必要
カラーミーショップのメリットとして、テンプレートを活用して手軽にショップを開設できるという点がありますが、やはり細部まで設計を行うためには、若干のHTML・CSSなどの知識が必要となります。
デザインのカスタマイズなどにこだわりたいという方にとっては、こうした部分を学ぶ手間があることを把握しておく必要があるでしょう。
デメリット2.広報・集客には限界がある
ECショップにおいては、使いやすいサイトに仕上げることや魅力的な商品を登録することももちろん重要ですが、サイトへのユーザーの誘導・集客という点も非常に重要です。
カラーミーショップの集客力は、こうしたECサイト全体で見れば標準的であり、やはり楽天やAmazonなど、大規模モール型ECサイトと比べると、集客力・広報力には限界があります。
そのため、自身で知識を集め、広報・集客施策を検討する必要があります。
デメリット3.決済手数料が高め
カラーミーショップでは販売手数料がかからないという点に関しては、先に解説したとおりです。しかしながら、決済サービスを利用する際の手数料は必要となります。
カラーミーショップの場合、クレジットカードの決済手数料が4%と比較的高めであることには注意が必要といえます。
まとめ
カラーミーショップは、豊富に用意されたテンプレートから専門知識・技術がなくても、自分のECショップを開設することができるサービスです。
しかし決済システムを利用する際の手数料が高めであること、細部まで設計するにはHTML・CSSの若干の知識が必要になるという点については把握しておく必要があります。
ECのプロでは、ECモールの運用をトータルでサポートするサービスを展開しています。
知識と実績を持つ専任の担当者がECの細かな分析をもとに戦略立案を行い、取り組むべき課題の抽出や明確化、優先順位の策定なども行うことができます。
また、大規模なモール型ECショップと比較して、カラーミーショップなどのECショップで顕著な課題となりやすい「集客」や「既存顧客のリピート購入」にアプローチする戦略の立案も可能です。