サイト内検索とは?EC担当者必見の機能やメリットを紹介

2024-08-02

サイト内検索とは?EC担当者必見の機能やメリットを紹介

近年、EC市場は急速に成長しており、多くの企業がオンラインでの商品販売に参入しています。しかし、多くの商品が掲載されているECサイトにおいて、ユーザーが求める商品を迅速かつ簡単に探し出すことは容易ではありません。そこで重要となるのが、サイト内検索機能です。本記事ではEC担当者が知っておくべきサイト内検索機能について、その重要性やメリット、効果的な活用方法について詳しく解説します。

サイト内検索とは?

サイト内検索とは、Webサイト上で特定のコンテンツを検索する機能のことです。ユーザーが検索窓にキーワードを入力することで、関連するページまたはコンテンツなどを検索できます。サイト内検索は現在多くのWebサイトで導入されており、ヘッダーの右あたりに検索窓があるのが一般的です。入力し検索すると、キーワードに関連する情報が一覧で表示されます。

検索エンジンというとGoogleなどを思い浮かべますが、サイト内検索エンジンはインターネット全体ではなく、特定のWebサイト内にある情報のみを対象としたものです。ECサイトであれば、商品名やカテゴリー、ブランド名などで商品を検索するために使われます。

最近では、ユーザーが過去に検索したキーワードに関連する商品広告を自動的に表示する広告配信サービス「サイト内検索連動型商品広告」というものも活用されるようになっています。ユーザーが商品を探しているタイミングで関連性の高い広告を提示することで、ターゲティングの精度が高まり、コンバージョン率の向上も期待できるのが特徴です。

サイト内検索が重要な理由やメリット

ECサイトにおいて、サイト内検索は欠かせない機能となりつつあります。ここでは、サイト内検索が重要な理由とメリットについて具体的に詳しく解説します。

ユーザー利便性の向上

まず挙げられるメリットが、ユーザー利便性の向上です。膨大な商品を掲載するECサイト内で、ユーザーが求める商品を迅速かつ簡単に探し出すことは容易ではありません。サイト内検索機能があれば、ユーザーはキーワードを入力するだけで関連する商品を素早く見つけることができます。ユーザーが求める商品をスムーズに見つけることができれば、満足度が高まりリピーターとなる可能性があるほか、口コミなどを通じて新規顧客の獲得にもつながります。

コンバージョン率の向上

サイト内検索機能は、ECサイトの利便性を向上させ、コンバージョン率を上げるための重要なツールです。ユーザーが目的の商品や情報を見つけられる確率が高まり、ストレスなく必要な情報にたどり着くことが可能になるためです。商品ページへのスムーズな誘導は、購入行動の促進につながります。特に具体的な商品名や型番で検索するユーザーは購入意欲が高く、コンバージョン率も高まる傾向があります。

顧客サポートの効率化

よくある質問や問い合わせ内容を検索結果に表示させることで、カスタマーサポートへの問い合わせ件数を減らすことができます。加えて、ユーザーが自力で問題を解決できるため、迅速な購入につながる可能性も高まるでしょう。

また、検索キーワードを分析することも顧客サポートの効率化につながります。ユーザーがどのような問題を抱えているのか、どのようなことに興味・関心があるのかを把握することで、商品やサービスの改善、マーケティング戦略の立案、FAQページの充実などを実現できます。

SEO対策

最適化されたサイト内検索機能は、SEO対策にも効果的です。検索エンジンはサイト内検索の結果もインデックスするため、適切なキーワードを設定することで、検索結果における上位表示を目指すことができます。また、ユーザーのサイト滞在時間を延ばし、離脱率を低下させることができれば、SEO対策に有利に働くでしょう。

サイト内検索の機能

サイト内検索エンジンは、「インデックス作成」「検索」「結果の表示」という3つのステップで動作しています。まず検索対象となるWebサイトのすべてのページをスクロールし、その内容をデータベースに格納します。次にユーザーがキーワードを入力すると、インデックスされたページの中からキーワードに関連するページを抽出。関連性の高い順に検索結果として表示する仕組みになっています。ユーザーの検索履歴や閲覧履歴に基づいて、検索結果をパーソナライズすることができるのも特徴です。
サイト内検索には、数文字入力しただけで候補となるキーワードを表示する「サジェスト機能」、ひらがなやカタカナ、漢字、半角・全角などの違いについての「表記ゆれ対策」、価格や発売日などの条件から絞り込んで検索結果を表示できる「ドリルダウン機能」などがあります。

ECサイトにサイト内検索を導入する方法とは?

ECサイトにサイト内検索を導入するには、「Google検索エンジンサービス」「WordPressなどのプラグイン機能」「外部の有料検索エンジンサービス」の3つの方法があります。

Google検索エンジンサービス

Google カスタム検索エンジン(CSE)は、Googleの検索技術を活用して特定のウェブサイトやWebサイトグループ内でのみ可能な検索エンジンを作成できるサービスです。無料で手軽に導入でき、検索結果を絞り込む検索コマンドも搭載されています。Google Chromeでは、ブラウザの検索エンジン管理機能、拡張機能を利用できます。

WordPressなどのプラグイン機能

WordPressには、サイト内検索機能を提供するプラグインが多数存在します。プラグインの多くが無料で必要な機能を備えていますが、カスタマイズ性や表記ゆれ対策などに優れた有料のものもあります。求める機能を備えているプラグインを選ぶだけで、設置も簡単に行えます。

外部の有料検索エンジンサービス

外部の有料検索エンジンサービスは、自社でサイト内検索エンジンを構築・運用するよりも手軽に導入でき、自社のECサイトに合わせた高度な検索機能を利用できるというメリットがあります。自由度も高いですが、導入や運用にはコストがかかります。無料トライアルなどで使い勝手を見極めてから利用することをおすすめします。

まとめ

サイト内検索は、ECサイトにおいて顧客満足度向上とコンバージョン率アップに欠かせない重要な機能です。ユーザーが求める商品や情報を素早く見つけられるようにすることで、ECサイトの利便性を向上させ、購入を促進することができます。

サイト内検索を効果的に活用するためには、サイト内検索エンジンの種類や機能、メリットを理解し、自社のECサイトの規模や予算に合った方法を選ぶことが大切です。また導入後も、インデックスの充実など、検索の精度を高めていく必要があります。積極的にサイト内検索を利用して、ECサイトの収益向上や事業の成功につなげていきましょう。

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