Welcartとは?機能や特徴、メリット・デメリットを解説

2024-04-09

Welcartとは?機能や特徴、メリット・デメリットを解説

ECサイトが作れるWordPressプラグイン「Welcart」の機能・特徴とは?

ECサイトを作成する際には、単にサイトのデザインを作るだけではなく、ECサイトとしての機能も持たせなければなりません。具体的には、カート・決済システムや商品管理・在庫管理などのシステム、顧客管理機能などが挙げられるでしょう。この記事では、WordPressを使ってECサイトを作成できるプラグイン「Welcart」について、機能や特徴、メリット・デメリットを解説します。

Welcartとは?

Welcartとは、ECサイトを作成するためのWordPressプラグインです。WordPressでは、さまざまなプラグインやテーマをインストールすることで、サイトの目的に合ったデザインを手軽に実現することができます。ただし、WordPressにはECサイト用の国産プラグインの選択肢があまりなく、ECサイトを作成する場合には海外発のプラグインを導入するしかありませんでした。そのような中、Welcartは日本初の国産ECサイト用プラグインとして多くのシェアを獲得しています。

Welcartの機能と特徴

Welcartには、WordPressで作成されたWebサイトをECサイトとして活用するために必要な機能が一通り揃えられています。この機能の充実度が、WordPressでのECサイト作成にWelcartが選ばれる理由の1つでもあります。以下には、具体的なWelcartの機能と特徴について解説します。

クレジット決済サービスが簡単に導入できる

Welcartには各種クレジット決済モジュールが組み込まれており、およそ15社の国内クレジットカード決済が比較的簡単に導入できます。ECサイトではクレジットカード決済の利用が多いため、必須の機能であるといえるでしょう。

商品管理・在庫管理システムが使いやすい

ECサイトで商品を販売するうえでは、サイト上に商品を掲載するだけではなく、商品管理・在庫管理も重要な業務です。Welcartでは、商品登録の際に商品説明・通常価格・売価・オプションなどを手軽に登録できるほか、商品データをCSV形式で登録することもできます。また在庫管理(SKU管理)においても、商品のサイズや色別に価格を登録し管理することが可能で、ECサイトのバックオフィス業務を効率化してくれます。

受注管理・受注データ管理システムが使いやすい

ユーザーからの注文を受けた際に、購入者情報や発送先、支払い状況などを管理することもECサイト運営において重要です。Welcartでは、受注管理システムからこれらの情報を一括で管理できるほか、入金確認や発送などを顧客に知らせる管理メールの送信なども管理画面から効率的に行えます。また、受注データを受注リストと受注明細リストという2つのCSV形式でダウンロードできるため、受注データを分析する際に役立てることができます。

会員管理などのEC支援機能が豊富

会員情報や購入履歴などの会員管理システムも、Welcartの標準機能として搭載しています。また、クーポンの発行、商品配送を伴わないサービス販売やダウンロード販売なども、拡張プラグインによって対応可能です。

Welcartはどんな人におすすめ?

WelcartはWordPressのプラグインであり、ECサイトをWordPressで手軽に作成できるサービスです。一方で、Welcartと同様に日本製のカートシステムとして「EC-CUBE」というサービスもあります。両者は手軽にECサイトを構築するという観点で比較されることが多いサービスです。この2つのサービスを比較するうえで重要なポイントとなるのが、機能性と追加プラグイン導入のための予算です。

EC-CUBEは本格的な機能を次々に追加していくことができますが、自社でサーバーを用意するか、有料のクラウド版を利用する必要があるため、予算に余裕のある事業者向けであるといえます。Welcartのほうは無料で基本的な機能を一通り利用できるため、「そこまで高機能でなくともよい」という比較的小規模の個人事業主や中小企業におすすめです。EC-CUBEについてはこちら

Welcartのメリット・デメリット

Welcartには、ECサイトにとって使いやすい機能や特徴があることを紹介しました。それでは、実際にECサイトを作成して運用するうえで、Welcartを選定するメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

Welcartのメリット:国産プラグインのため使いやすい

ECサイトを構築できるサービスやプラグインは多数ありますが、Welcartには国産のプラグインであるという強みがあります。日本語をサポートしているのではなく、初めから日本語に対応しているため、言語面で違和感のないスムーズな運用ができます。

Welcartのメリット:WordPress上で運用できる

ブログサイトやオウンドメディアとは異なり、ECサイトを作成するにはカートや決済システム、顧客管理、在庫管理など、ECサイトならではの機能が必要となります。そのため、コーポレートサイトやブログはWordPressで作成し、ECの部分だけを別途作成するという二度手間を経験した企業も少なくありません。その点、WelcartはWordPress上でECサイトを作成・運用することができるため、大幅に効率化ができるのです。

Welcartのメリット:サポートが充実している

WordPressやプラグインはオープンソースのソフトウェアとして提供されており、利用のハードルは低いものの、「サポートが物足りない」あるいは「サポートがほとんどない」という状況に直面するケースも珍しくありません。この点についても、Welcartは運用をサポートするオプションサービスを提供しており、たとえば「WelCustom」ではECサイトの制作やリニューアルをサポートしてくれます。また「WelRescue」では、インストールやセッティング、不具合発生時のサポートをしてくれるなど、利用者へのサポートが手厚いという点もメリットといえます。

Welcartのデメリット:コード編集の知識が必要

Welcartは比較的シンプルな機能のプラグインではありますが、やはり一部はコーディングする必要があります。もっとも、HTMLやCSSを使って最初からWebサイトを作るよりは大幅に手間を削減でき、コード編集はPHP部分のみというケースもあります。「コード編集が完全に不要で使えるわけではない」と認識しておくとよいでしょう。

Welcartのデメリット:他のWordPressプラグインとの相性がある

WordPressは、元々プラグインやテーマを追加し、カスタマイズして運用することが一般的です。これらのプラグインやテーマの中には、併存させることで相性の問題が発生し、一部の表示・レイアウトが崩れる、または正常に機能しなくなるなどの場合が発生することがあります。

Welcartにおいても、同様の問題が発生するケースがあります。相性の問題によってサイトに不具合が生じた場合に、どの部分に問題があるのかを特定することや、問題の解消のためにプラグインやテーマの調整を行うなどの手間が生じる可能性があることについては、あらかじめ認識しておくとよいでしょう。

まとめ

この記事では、WordPressでECサイトを作成できるプラグイン「Welcart」の機能や特徴、メリット・デメリットについて解説しました。Welcartは国産プラグインとして、日本国内のECサイト事業者に広く支持されているプラグインであり、一通りの機能を手軽に使えることが魅力です。反面、コード編集の知識が必要になることや、他のWordPressプラグインとの相性の良しあしがあるなどのデメリットもあります。

WordPressでECサイトを作成しようと考えている場合には、これらの点をよく吟味し、Welcartの導入について検討してみるとよいでしょう。「ECのプロ」では、ECサイトの規模を問わず、売上アップやECサイトの課題解決に関するECのプロとのマッチングが可能です。ECサイトの作成から目標とする成果までを着実に実現したいEC事業者・担当者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら

ECのご相談はこちら

記事で紹介されているプロとのご面談や、より詳細なノウハウのご共有、ECのプロのサービス説明を
ご希望の方は、下記よりご連絡ください。担当者より1営業日以内にご返信差し上げます。

セミナーのお申し込みはこちら

満員御礼 本セミナーは終了しました

この記事をシェアしよう

ECコンサルティングを利用するなら?おすすめの会社10選

6/27/2024

サイト内検索とは?EC担当者必見の機能やメリットを紹介

6/18/2024

ECサイトにチャットボットは必要?導入の効果とは

6/17/2024

JAPAN CRM Conference 2024 Autumn

11/26/2024

HEALTHCARE MARKETING DAY ヘルスケアに関わる商品がもっと売れる!新しい打ち手が見つかる2日間

11/25/2024

楽天市場で売上アップを叶えたいすべての人へ RAKUTEN THE DAY 〜ここでしか聞けない成功事例を大公開〜

11/20/2024