はじめに
みなさん、こんにちは!ECタイムズのみなつです。
いきなりですが、”同梱物”とは何かご存じですか?
同梱物とは、通販やECで購入した商品が梱包されて送られてきたときに、同梱されているチラシやクーポン、試供品などのことです。
皆さんの中には、消費者として同梱物を受け取った経験のある方もいらっしゃると思います。私は目的の商品に気をとられて同梱物を見落としてしまいがちですが……
これも立派な施策です!!
今回はそんな同梱物の効果、活用法についてご紹介したいと思います。
ぜひ!最後までご覧ください~
なぜ同梱物が重要なのか?
同梱物の意義についてご存じですか?
それは......顧客とのコミュニケーションです!
同梱物を開封するのは、もちろん一度は自社の商品を購入していただいた方です。つまり、今その瞬間、自社のプロダクトを目の前にしていただいている購入者なんです!
これほど自社のアピールができる絶好のチャンスはありません。
再度、お客様に感謝の気持ち、自社の思い、リピート率の上がるような施策を届けることができるコミュニケーション施策が同梱物なんです!
同梱物の3つの活用目的
それでは、同梱物の活用法について3つ紹介させていただきます!
何のために同梱物が必要なのかよく考えることが重要です。
顧客満足度を上げるため
ユーザーが目的の商品を買って消費するなかで顧客満足度を上げたい場合は、サンクスレターが効果的です。感謝の一文の他に自社のコンセプトや思いも掲載することで、ユーザーは商品の消費で得られる価値だけでなく、会社の掲げる理念に貢献できたという体験的価値を得ることができます。
また、お客様の第一の関心は同梱物ではなく受け取った商品の方にあるので、サンクスレターないし挨拶状はちょっとした時間で読めるようなライトなレイアウトや文章が好まれます。
顧客の意見を集めるため
顧客の声を集めて今後の商品開発やサービス形態の改善に取り組みたい場合、オンラインアンケートへ誘導できるQRコードをチラシや挨拶状に掲載したり、ハガキを同封したりなどの施策が考えられます。
わざわざ意見をいただけるようなユーザーは自社に強い関心をもつリピーターである可能性が高いため、会社としてはどんな意見も決して無視できないものと言えます。
リピート率の向上のため
ECにおいて売上を伸ばすために必要なのは、LTVの向上、新規顧客の獲得、そして既存の顧客によるリピートです。同梱物は特に最後の既存顧客のリピート率の上昇に役立ちます。次回以降から使用可能なクーポン券や案内チラシ、カタログなどを同梱物として選ぶと良いでしょう。
自社のブランドや製品のファンとなってもらうにはどのような同梱物が必要か考えることが大切です。
会社の現状課題と照らし合わせながら、足りないところを同梱物でいかに解決していくかが重要と言えます。
アナログのCRM施策⁈同梱物の具体例と効果
同梱物の効果は?
何を同梱するかでユーザーに与える効果は異なります。ですが、同梱物全てをとおして共通しているのは、顧客とのよりよい関係を構築できるという点です。
よりよい関係構築はユーザーの満足度やリピート率に大きく関わってきます。この意味で同梱物は”アナログのCRM”と言えるかもしれません。
※CRM:顧客関係管理と略され、さまざまな顧客情報をもとにその顧客に合ったアプローチを行うことで、顧客満足度を高め顧客と親密な関係構築をすること。
同梱物の具体例5選!
次に、具体的にどのような種類の同梱物があるのか、それらにはどのような効果や狙いがあるのかについて紹介していきます。
サンクスレター/挨拶状
自社の商品を購入したユーザーに感謝状を同梱することで、自社のイメージアップを期待できます。そして満足度を上げるために、自社おすすめの商品の取り扱い法などをともに掲載するなどの工夫も効果的です。
例えば食品なら、美味しく食べられる保存方法や保存期間、調理方法などを感謝状の裏面に採用すると良いでしょう。
また手書きのサンクスレターを送ってみても、特別感を与えることできます。
お客様の声
他のユーザーのレビューや感想を記載したチラシを封入することで、安心感を与えることができ信頼構築に有効です。
企業による一方的なセールスよりも、同じ立場である消費者の声のほうが購入者にフラットに届きやすいですよね!
商品カタログ
ユーザーが自社の他の商品を認知することは、リピート促進のために重要な要素です。ユーザーが次に買う商品を検討する時間を作り出すことができるのが、同梱された商品カタログです!
食品系のECなら他の商品の製造過程を公開したり、自社のこだわりを掲載したりすることで、たった一回の購入をとおして会社全体への理解を得ることができます。
自社のブランディングに効果的な手段と言えます。
クーポン券
次回以降の購入で割引や特典が付いてくるといったクーポン券を同梱することも効果的です。
ユーザーはお得感を得ることができ、次回の購入へのハードルが下がります。
クーポンの内容も「2000円以上購入で送料無料」のように客単価を上げる狙いもあります。
また、オンラインショッピングで使えるクーポンを発行すればさらに実用的です。
ノベルティー
お試しサイズのおすすめ商品を同梱することでユーザーにお得感を与えられるだけでなく、その商品の宣伝にもなります。
化粧品であれば、その効果を実感できたときにリピートを得られやすいので多くのECショッピングで取り入れられています。
おわりに
みなさん、いかがでしたか?
「同梱物が驚くべき効果を持っている!」と思いませんか?
ECの普及でたくさんのユーザーの端末にメルマガやクーポンを配信できる時代になった一方で、同梱物のようなアナログな施策が大きな効果を発揮することもあると思います。
ですが、同梱物の導入にはいくつかの注意点があります!発送作業が煩雑になりますし、同梱物の種類が多ければいいというわけでもありません。
そんなとき、どんな同梱物を選択肢すべきかをその道の専門家に相談したいと思いませんか?
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