はじめに
こんにちは!ECタイムズのみなつです。
皆さんは、ECサイトでの新規顧客の獲得に疑問や悩みを感じていませんか?
「集客なら上手くできてるよ」という方もいれば、「どうすれば上手く増やせるのかわからん!」「もっと効率的に集客したい!」と考えている方も多いことでしょう。
しかし、ECでの新規顧客の集客は方法とポイントさえ押えれば難しいものではなく、効果的な集客を行えば、「新規会員が倍増した!」なんてことも決して夢ではありません!
というわけで今回は、ECでの集客の特徴やコツについて、実際の成功事例も交えつつご紹介していきます。
この記事を読めば、新しい集客のヒントが見つかること間違いなし!
ぜひ最後までお読みください!
ECと実店舗の集客の違い
ECサイトでの集客が上手くいかない理由の一つに、実店舗と同じ感覚で集客を行っている点があります。
実店舗は周辺地域の来店者を集める必要があるので、チラシや口コミなどの方法が集客として有効です。
一方で、ECサイトは日本全国のお客様がターゲットになるので、特定の場所や地域に絞った実店舗型の集客方法ではほとんどその効果を発揮できません。
ECサイトで集客を行うには、誰でも、どこからでもアクセスできるインターネット上の店舗という特徴を踏まえた方法がまず必要なのです。
ECの新規集客方法
広告
ECサイトで集客をする際の一つの方法が、広告の掲載です。
広告には様々な種類があり、コストや評価軸に応じて適切なものを選ぶ必要があります。
最も一般的な広告が、リスティング広告とアフェリエイト広告です。
リスティング広告
リスティング広告はユーザーが検索したワードに対して広告が表示される集客方法で、検索連動型とも言われています。クリックを行う度に課金される点が主な特徴です。
比較的安価に始められるほか、最初から興味を持って検索したユーザーに広告を出稿できるので、購入に繋がりやすいというメリットがあります。
一方、訴求できるユーザーが限られるので、幅広く商品やサービスを認知させたい場合には不向きです。
アフェリエイト広告
成果報酬型広告とも言います。web サイトなどで表示された広告を見たユーザーが、広告主のサイトで商品を購入すれば、その広告を上げているサイトに報酬が支払われる広告です。
こちらも安価に始められるほか、広告主のサイトが検索結果上位に表示される場合は、間接的にその広告も上位に表示されることもあります。ただし、その分適切な広告主を選定し、商品やサービスが誇大に広告されないように気を付ける必要があります。
SNS
多くのユーザーが気軽に楽しめるSNSは、ECサイトにとって非常に有効な集客方法です。それぞれのSNSの特徴を有効活用できれば、新規顧客やリピーターを増やす大きな武器になり得ます!
もう少し細かく、SNSごとの特徴を解説します。
皆さんご存じの写真投稿SNSです。飲食やアパレル、美容系など、ビジュアルを活かした広告に強みがあります。
ライブ配信の「インスタライブ」や24時間で投稿が消える「ストーリーズ」など、異なる投稿方法で戦略的なアピールをすることが可能です。投稿から直接ECサイトへ遷移される「ショッピング機能」という集客に便利な機能がある点からも、ECとの親和性が高いです!
Twitterは、匿名・140字以内である気軽さやトレンド性に優れた拡散のしやすさが特徴です。季節ごとの商品の最新情報や新製品の販売予告、コラボ商品の宣伝などの発信に利用している事例も見られ、工夫次第でユーザーの興味をいくらでも引き出すことが可能です!
TikTok
10〜20代に特に人気がある動画投稿のSNS。ほとんどの投稿は15〜30秒とテレビCM程度の長さですが、BGMやエフェクトなどで簡単に高クオリティの動画を作成することができる手軽さから急激にユーザー数を伸ばしています。
「ハッシュタグチャレンジ」という、ユーザーに企業に関連したコンテンツの投稿を促す広告メニューが用意されており、若い世代への訴求力も大きな強みです!
LINE
LINEは日本で最も利用者数の多いSNS。企業アカウントである「公式アカウント」を用いて積極的に情報発信ができるほか、LINEマンガ、LINEニュースなどの多彩なサービス上に広告を配信できる点も魅力です。
他のSNSと違い幅広い年代と広く接点を持てる点は、圧倒的なユーザー数を誇るLINEであるからこその強みでしょう!
SEO
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化と訳されます。つまり、ある言葉を検索した時に、自社サイトがページ上位に表示されるような戦略を行うことです。
検索結果が表示された時に、サイトが下の方に表示されていては、訪問するユーザーも増えないですよね。
ECサイトに沢山の人に訪れてもらうには、スマホ対応する、検索ニーズに合うページを作るなど、少しでもサイトがユーザーの目に留まり、訪問したくなる仕掛けや工夫が必要です。
インフルエンサー
不特定多数のユーザーがターゲットであるECサイトでは、インフルエンサーを広告塔として起用する方法も有効です。
特にSNSで知名度が高く、多くのSNSユーザーに影響を与えるインフルエンサーと協力することで、商品の認知度をアップでき、訴求力の高いレビューや口コミを増やして購買意欲を高めることができます!
ただ、有名なインフルエンサーなら誰でも良いという訳ではなく、自社ECとの相性に合ったインフルエンサーを見つけることが、集客を成功させる上でより重要になります。
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ECを成功させるためには、適切な理解が不可欠です。
より理解を深めたい方は、株式会社オープンロジの下記記事もおすすめです。
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ECサイト 集客のポイント
ECでの集客方法を確認した上で、次は押さえておくべき重要なポイントを見ていきましょう!
ターゲットを明確に
まずは、ECサイトで狙うターゲット層を明確にしましょう。なぜなら、顧客の性別や年齢、ニーズなどによって、普段利用するメディアが異なるからです。
例えば、Twitterは若年層の利用率が高いのに対し、Facebookは30〜40代の利用者が多いといった傾向が見られます。
顧客のターゲット層と、メディアの実際の利用傾向がある程度一致していないと、効率の良い集客につながらず、結果として新規顧客が増えないという結果になることがわかります。
実店舗の顧客情報や他のECサイトでのレビューなどを参考にしながら、ターゲットとなる顧客像をつかむ方法がおすすめです。
クチコミは命!
この記事を読まれている方も、「友人の評判が良かったから、自分もECで買ってみた」という経験があるかと思います。 そう、周囲への伝染力で最も大きな効果が期待できる集客方法が「お客様の声」、つまりは口コミなのです。
SNSや自社サイトのレビューで口コミの力を最大限利用するには、書いた方に対してポイントやクーポンを付与するなど、口コミを書きたいと思えるような工夫や環境を整備しましょう。
効果が目に見えるまで時間がかかるかもしれませんが、良いサービスや商品を届けられた上で良質な口コミが増えれば、リピーターの数も徐々に増えていき、集客数も一気に広がるかもしれません!
実店舗も上手く使う
実店舗があるなら、それをECサイトでの集客に利用しない手はありません。
具体的には、
・ECサイトと店舗での買い物のポイントを連携させる
・ECサイト上で使えるクーポンを実店舗での購入時に配布する
・ECサイトで注文した商品を実店舗で受け取る仕組みを整備する
などの方法が良いでしょう。
実際に、私も某飲食店を利用する時、ECサイト(アプリ)で注文したメニューを実店舗で受け取るサービスをよく利用しています。店に並び商品を受け取る時間を節約できるので、忙しい時に超便利なサービスです!
このように、実店舗かネットかに関わらず、あらゆる接点を通して顧客と関係づくりを行うことを「オムニチャネル」と言います。
実店舗を通してECサイトのメリットを実感してもらえれば、実店舗での売上に貢献するだけでなくECサイトの周知にも繋がり、まさに一石二鳥と言えますね!
巨大モールの集客力を利用せよ!
自社ECであれば、巨大なショッピングサイトに比べればどうしても集客力では劣ってしまうもの。
だからこそ、そうした多数の利用者を抱える巨大ECモールの集客力を利用すれば良いのです!
自社ECと、Amazonや楽天などのECモールの多店舗展開をすることで、自社ECでは賄いきれない集客力を補い、新規顧客を増やす土台として活用します。
モールで獲得した新規顧客を自社ECヘ向かわせる流れを作り、自社ECでサービスのリピーターやファンになってもらう体制づくりができればベストです!
集客の成功例
集客の方法とポイントを一通り掴めたでしょうか?
次は、集客の成功事例から、それらが実際にどう活用されたのかを見ていきます。ぜひ、皆さんがここで紹介した方法を実践する際の参考にしてみてください!
HOME WiNE
HOME WiNEは、ワインについて自宅で気軽に学べるサブスクリプション型のECサービスです。登録すると、小瓶に入ったワイン、ソムリエの解説動画、ワインバイブルが届き、ワインの知識を毎月深めていくことができます。
ワインを学びたい人の顧客心理を理解するために、ワイン好きの人のSNSやを読んだり、専門家への聞き込み調査などを通してターゲットを徹底的に掘り下げ、それを広告などのサービス設計に落とし込みました。
その結果、契約開始から5ヶ月で、なんと新規会員数300%増を達成しています!
ターゲットを明確にしたことで、顧客獲得においてこれほどの成果が得られるなんて、驚きでしかありません!
オイシックス
オイシックスは、有機野菜などの健康食材を中心とした食材宅配サービスです。好きな時間帯に、目的に合わせた鮮度の高く美味しい食品が自宅に届けられることで好評です。
オイシックスが上手く工夫した点は、ユーザーがSNSに投稿した写真を実際の広告素材やサイト内のコンテンツに活用したこと。それによって、新規顧客にとってサービスの価値をより身近に感じ取ってもらえるようになりました。
SNSの投稿写真という、ユーザーのリアルな声=口コミを、上手く販促に繋げることができた好例です!
伊東屋
伊東屋は、首都圏や大阪、神奈川などに展開している文房具店。日用文具から世界中の文房具までを取り揃えている老舗です。
伊東屋が運営するECサイト「伊東屋オンラインストア」では、店舗・ECの購入どちらからでもポイントが付与される「メルシー会員」と呼ばれる制度があり、ECでの集客に役立てられています!
まさに店舗とECをポイント活用で組み合わせた事例で、店舗で直接購入するイメージの強い文房具を、ECで購入する動機としても上手く機能しています!
バルクオム
バルクオムは、男性専用スキンケア用品として急成長を続けているブランドです。
自社ECを運営するにあたり、Amazonが提供する決済サービス「Amazon Pay」を導入しています。
決済手段として多くの利用者がいるAmazonのシステムを利用し、商品の購入を簡単に済ませられる点に非常に好評があります!
巨大モールの集客力を決済手段という点で活用したことで顧客を増やし、売上を伸ばすことに成功した好例です!
おわりに
いかがでしたか?
今回紹介した中には、すぐには結果に現れない方法もあるかもしれません。しかし、そのような地道な方法こそが、長期的にはより大きな新規顧客の獲得に繋がっていくのではないでしょうか?
沢山の人に商品やサービスを信頼してもらい、それらを長く利用してもらうためにも、様々な機会やメディアを利用しながら積極的に誠意のあるアピールを続けることが何よりも大切ですね!
ECタイムズには、今回ご紹介したSNSを集客に利用する方法や、集客の成功事例についてのより詳細な記事がありますので、ぜひそちらも読んでみてください!
さて、ここまで新規顧客獲得のノウハウを学んだのなら、次はいざ実践です!
そこで!私たちECのプロが、それぞれの条件に合わせながら、皆さんの実践をしっかりとサポートさせていただきます!
ぜひECのプロにお問い合わせをして、ここで学んだ方法の影響力を実感してみてください!!