​​【日本ヴォーグ社×ECのプロ】伝統企業が挑むEC事業!伴走するプロ人材の力とは?

2025-02-28

はじめに

ECのプロが支援するのは1社につき1人というわけではありません。

必要に応じて複数人のプロがお手伝いをしている企業様もあります。

日本ヴォーグ社様は3名のプロ人材を活用してEC事業を拡大されていらっしゃいます。

今回は日本ヴォーグ社様でEC部門を担当されている鶴田様に弊社カスタマーサクセス担当の高田がお話をお伺いしました。

日本ヴォーグ社様は手芸・クラフトを中心とした事業を展開されており、通信教育、通信販売事業としても実績が豊富な企業です。

2025年で創業70周年を迎えるという歴史ある会社でもあります。

記事を最後まで読むことで日本ヴォーグ社様が成功されているEC・通信販売事業への考え方や外部の人材をフル活用した成功事例などがわかります!

ぜひ最後まで読んでプロ人材を使ったEC事業の成長戦略を実感してください。

今回のプロの紹介

プロNo,1のご実績

国内大手コンサルティング会社にて、中小企業向けのECやリサイクル業界で戦略設計から実行支援まで幅広く対応。特に、マーチャンダイジングを基盤とした全体最適化を得意とし、家具メーカーのBtoB通販事業を3年で約4倍に成長させるなどの実績を残す。その後、フリーランスとして独立し、自社サイトの構築や年商数億円規模の事業を10億円規模に成長させるプロジェクトを数多く推進。戦略立案、マーケティング、CRM運用まで一貫して対応可能な経験を活かし、現在も多岐にわたる業界でECのプロとして活躍中。
今回のご支援概要: EC事業を強化していく過程において、方向性を上流工程で整理し、課題解決のための戦略立案や優先順位の明確化を通じて、目標達成に向けた支援を行っている。

No,2のご実績

大手EC支援事業会社にて、サイトリニューアルやシステム改修のプロジェクトマネジメントを担当し、外部ツールの選定・導入支援も推進。中古ブランド品EC事業の立ち上げからシステムリプレイスまでをリードし、モールや自社サイト運営、配送業務設計、デザインディレクションなどを幅広く経験。楽天やYahoo!ショッピングなどの多様なプラットフォームでの実績を活かし、現在もECのプロとしてEC事業の成長支援に取り組んでいる。
今回のご支援概要: ご担当者さまの長期休暇に伴い、運営における実作業を始め、各種施策に対するディレクション、業務改善提案を中心とした支援を行っている

プロNo,3のご実績

大手ECモール企業にてコンサルタントとして300社以上のEC事業者を担当し、売上拡大や事業成長をサポート。月商数百万円規模の事業者を月商1億円規模に成長させるなど、数々の実績を上げる。さらに、モール支援会社にてコンサルティング業務のリーダーを務め、年商10億円規模の企業を支援。その後、フリーランスとして独立し、現在は複数のECモール運営支援を中心に、幅広いノウハウを活かして、ECのプロとしてクライアントの成長を支援している。
今回のご支援概要: 楽天モールにおける売上グロースをスコープとして、目標売上への達成へ向けた支援。昨年、成長比567%と目標を達成し、更なる成長へ向けた抱括的な支援を行っている

■日本ヴォーグ社さま企業概要

日本ヴォーグ社は、手芸・クラフトを中心とした出版、教育、通信販売事業を展開されている企業です。 手芸愛好家のために、書籍、雑誌、キットの出版、教室や通信教育の運営、材料の販売など、幅広いサービスを提供しています。 手芸普及協会やヴォーグ学園などの関連会社とともに、手芸文化の振興にも貢献しています。 また、毛糸専門店「Keito」も運営し、世界中から集めた2,000種類以上の毛糸を取り扱われています。

創業70周年を迎える日本ヴォーグ社様の歴史とは

高田:

本日はよろしくお願いいたします!御社の歴史について詳しく、いろいろと詳しくお伺いできたらと思っております!

鶴田さん:

よろしくお願いします。

高田 :

早速ですが、御社について教えていただきたいと思います。特に70周年という長い歴史についてお伺いできますでしょうか?

鶴田さん:

弊社は2025年で創業70周年を迎えます。創業以来、出版と教育事業、通販を主軸に事業を展開してきました。今年は節目の年ということもあり、イベントや販促キャンペーンも多く実施予定です。手づくりタウンと弊社のコーポレートサイトに特設サイトを設けています。

▼手づくりタウン

手づくりタウンサイト>>

https://www.tezukuritown.com/nv/

日本ヴォーグ社様70周年記念サイト>>

https://www.nihonvogue.co.jp/ja/70th/

お客様の課題解決をシードとしてローンチした新規事業「CRAFTING」

高田:

ECのプロを最初に導入いただいたハンドメイドのオンラインレッスン「CRAFTING」サービスの成り立ちを教えてください。

鶴田さん:

CRAFTINGは5年前、私が入社して2年目くらいに新規事業として立ち上がりました。

当初はアプリで視聴する動画レッスンや添削機能を主軸としたサービスでそれに必要な材料セットをお客様にお届けするEC機能も付加されていました。

学習スタイルは、資格取得を目指す本格的な学ぶ系と趣味のキット制作の楽しむ系の2種類。

特に通信教育的な要素の強い学びのコースでは、修了書や資格発行には添削が必要となります。専用アプリで作品の写真を撮ってご提出いただき、添削結果をお客様にご案内するという双方向のコミュニケーションを主としていたんです。

ローンチとなった背景は、弊社の関連団体である手芸普及協会でのお客様の声が起点となっています。協会では手芸上級者向けの師範資格などを発行しており、従来型の郵便による作品添削を行っているのですが、お客様から「早く資格(修了書)を取得したいのに、この郵送でのやりとりのタイムラグが勿体ない」というご意見をいただくことがありました。そこで弊社の代表がお客様のお困りごとを解決しようじゃないかと「デジタルを活用して添削や終了証発行の期間を短縮する」サービスとして、日本ヴォーグ社らしい学びの要素と楽しむ要素を組み合わせたハンドメイドレッスン事業が始まったんですね。

EC事業立ち上げ時は少人数体制で苦労した経験も

高田:

当初は何名くらいで組織運営されていたのですか?

鶴田さん:

実務担当者という意味でいいますと、運営サイドは私ともう1名の2人体制。商品開発や動画撮影サポート、ロジ関連窓口の担当が2名の計4名でした。ローンチ後もさまざまな紆余曲折があり、材料セットの販売強化の一環として二店舗目として楽天出店がスタートしたのは2年前となります。

その1年前にECエンジンをShopifyにリプレイスしていたので、他のEC機能との連携が容易であるというメリットを最大限生かすべく、在庫連携システム(ネクストエンジン)とコネクトし、楽天店舗出店を果たしました。しかし、本店と楽天の2店舗運営は想像以上に実務量が多いという壁に阻まれていたんです。Shopify、楽天、ネクストエンジンと3つのシステムに1000件以上の商品登録と毎月行われる楽天の販促キャンペーンの実装が必要で、結果的に各業務を深く掘り下げることができず、売上というゴールを達成するために必要な業務の質が確保できない状況でした。私たちは目標とする時間軸での成果を出すためには、アウトソースでの支援が短期的に必要だと認識してはいたのですが、さらに運営体制が私含め2名体制のうち、1名が産休に入ることとなり、喫緊の人材補強が必要となったのです。ピンチはチャンスに。この機会に外部リソースの調達に踏み切ることにしました。

高田:

どのように問題を解消されたのですか?

鶴田さん:

個人的に悩んでいる時間は無駄だと考えるタイプなので、とりあえず行動し続けていた際に御社がECに関する課題解決のセミナーを開催されていたので受講させていただきました。その後、御社からアプローチがあり、弊社課題に最適なプロフェッショナル人材を紹介していただいた経緯です。御社の代表にも初回の事前面談ではアドバイスをいただき、弊社課題にマッチングするプロフェッション人材をアテンドいただきました。費用感としてもこちらの要望を組み、最適なお見積りでのご提案をくださいました。

ECのプロ導入の決め手は信頼感と柔軟な対応

高田:

実際に話を聞いたのは弊社だけでしたか?

鶴田さん:

いえ、複数の会社のお話を聞いて検討はしていました。

その際、ECのプロさんの柔軟な対応が印象的でしたね。

私たちにとってECの業務支援を外部に依頼するのは初めてだったので、外部スタッフの方のクオリティチェックは重要な位置づけでした。WUUZYのカスタマーサクセスである高田さんが、皆さんが毎月「進捗は順調ですか」「プロは課題にしっかりコミットできていますか」といった形で採点形式のマネジメントスタイルを採用されており、弊社とプロの双方の関係性だけではなく、第三者として御社の支援いただけることで三者間でのコミュニケーションが行われることに大きな安心感がありました。毎月毎月よりよく。改善活動を止めないスタンスに共感しました。

せっかくのプロの方の知見を活かしたいけれど、紹介していただいた方が実際どうなのか、やってみないと分からない。そこを御社が第三者的な立場で伴走くださることはご契約時の安心感につながりました。

高田:

なるほど。新規のお取引ということで当初は少しリスクもお感じだったということですね。

ECのプロの導入で業務効率化が大幅アップ

高田:

実際に始めてみていかがでしたか?

鶴田さん:

実績としても楽天店舗売上は昨年比212%(※取材時累計)で推移しており、本当に良かったと思っています。御社からご紹介いただいたプロには楽天の業務支援に特化していただきました。出店時は1000アイテム以上の登録を楽天とネクストエンジンの2つの管理画面に登録する必要があったのですが、プロならではの楽天管理画面の習熟度を元に最適な作業効率をご提案いただき、感心しました。また、楽天さん主催の販促キャンペーンでは設定方法や各販促企画のうち、何を優先すべきか判断がつかない場合もあったのですが、プロの方のご経験値をもとに「これは考えなくていい」「これは対応した方がいい」といった取捨選択についても相談させていただきました。結果的に売上UPにつながる集客業務に着手できるようになりました。

高田:

そのお言葉を聞けて、今回のご縁は本当に良かったと思っております。会社同士でもありますが、鶴田さんともご一緒できたこと、私としては凄く光栄です!

ECのプロ導入が社内のEC事業の業務効率化の足がかりに

高田:

現在は手づくりタウンというもう一つのサイトでもECのプロが採用されていますね。

鶴田さん:

はい、手づくりタウンも私を含め、3名体制でサイト運用をしているのですが、同じく1名が産休に入ることになり、人員リソースの補強というかたちでまた別のプロの方をご紹介いただきました。手づくりタウンのECシステムはCRAFTINGともまた違いますし、社内における事業環境も異なるため、弊社課題をまた事前に御社に丁寧にヒヤリングしていただき、EC運営業務の短期的なキャッチアップが可能な実務能力の高い最適なプロをご紹介いただきました。また、手づくりタウンの顧客データ分析でもデータのクレンジングに一定の作業ボリュームがあったため、短期的にご支援いただいていました。

高田:

鶴田さん自身、今は何にやりがいを感じていますか?

鶴田さん:

大げさな話ではないのですが、事業が大きくなっていくプロセスそのものが好きなんです。事業成長はやはりお客様からの評価があってこそ。お客様に喜んでいただかないと事業は大きくなりません。お客様に楽しんでいただいたり、喜んでいただけること、そして共に歩むこと。コツコツと目の前の課題解決に向き合い続けていると、ある日売上拡大のスピードが加速しはじめてくる。シンクロし始めてくる。新規事業ならではの道なき道の開墾、開拓、生みの苦しさもありますが、事業がテイクオフしはじめたときの感動と躍動感、その価値を喜びあえる仲間との出会いはかけがえのないものです。私は個人プレイよりも、みんなでわーっと一緒にやっていく方が好きですね。同じ志を持つ、尊敬できる仲間が増えていくことでお客様にご提案できることが増え、自由度も広がっていきますし。来月何やる?来年何やる?というワクワク。そういうのが楽しいです。同じ仲間というのは社内だけではなく、社外の方も含めてです。今回御社と御社が紹介してくださったプロの方たちもみんな仲間だと思っていますし、この出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。

高田:

鶴田さんだからこそできることだと思います。そう簡単にできることではありませんよね。

鶴田さん:

ありがとうございます。そう言っていただけて素直に嬉しいです。新しいプロの方にも入っていただいて、新しい関係もできて、恵まれた環境になってきました。素晴らしい方々をご紹介いただいて、本当にありがたく思っています。

高田:

今後、弊社に期待されている部分についてもお伺いしたいです。組織のことも含めて、ECのこと、今後の展望みたいなものがありますか?

鶴田さん:

ECのプロの方のようにご経験値のあるスキルを持った人材に加わっていただくことでお客様への提案の幅が広がっていけばと思います。

まだまだECとしてあるべき姿には達していません。課題が数多くありますが、そこに外部の適切な人材が加わることで相乗効果が生まれると思います。より早く、より確実に。

複数人のプロが支援するメリット

高田:

プロが短期的に3人体制になることへの不安はありましたか?

鶴田さん:

何か課題が出てきても、一緒に働いている方々と相談しながら解決していけばいいと考えていますので、元々あまりそういう不安を感じるタイプではないということもありますが、御社のご支援は事前に課題のヒヤリングをしっかり行ってくださるので、やはり安心感が違います。同じEC運営経験者というご経験でも、弊社の課題にマッチングしているとは限りませんので、今回お三方とも短期のご契約となりますが、いつまでにどの状態にしたい、そのためにどういう人材を紹介してほしいという最初のコミュニケーションとゴール設定が適切であれば、不安を感じる必要はないと思います。

高田:

私たちの会社のバリューである「強みを活かす」という点で、様々なプロフェッショナルの方々に深く理解していただけて、大変嬉しいです!プロとしてはそれぞれの強みがあるので細やかな対応が必要な部分は私たちが補いながら支援させていただきます。

鶴田さん:

御社のカスタマーサクセスの方たちは、皆さんとても厳しい目を持っていらっしゃいますよね。「忌憚ない意見を言ってください。プロに言いにくいことはこちらが伝えます」というスタンスで、毎月の振り返りの場のコミュニケーションのなかにその誠実さが伝わってきます。私たちとプロの方との間に入り、中立的な立ち位置で「もし結果が出ない場合は、シビアに向き合います」という姿勢に御社の高いプロ意識を感じます。

高田:

私たちもそこをとても重視していて、コミュニケーションの取り方はお互いにごまかし合っていないかどうかを毎日チェックするようにしています。それが私たちの重要な役割だと考えています。

おわりに

高田:

ECのプロを他の企業さんに薦めるとしたらどういった企業さんにおすすめしますか?

鶴田さん:

ECが専業ではないお客様で、今後EC事業を伸ばしていこうという会社様にとってはすごく魅力的だと思うんですよね。

私の場合は違いましたが、EC担当者が1人しかいなくて、中途採用もままならず、周りに相談できる人もいない、社内稟議もまずはECとはというところから始めないといけないようなコミュニケーションの壁に阻まれている企業様は多いと思うんです。

知人や知り合いにもそういう方がたくさんいらっしゃるので、そういった方々にとってもECのプロさんは心強く頼もしい存在だと思います。社外からECのノウハウをもったプロ人材に適材適所で入っていただくことで、最短最速でよい結果につなげていけるのではないかと思います。

高田:

今回は貴重なお話ありがとうございました!鶴田さんの人柄が伝わってきて弊社としてもめちゃくちゃ勉強になりました!今後ともよろしくお願いいたします。

取材後記(高田)

今回の取材を通じて鶴田さんの人柄が伝わってきて、どんな質問にも丁寧に答えてくれたのが印象的でした。

日本ヴォーグ社様の歴史は長く、ECビジネスとしても成長を続けている理由を垣間見ることができたインタビューになりました。

ECビジネス以外にも通信教育ビジネスなど幅広く展開されているのでご興味を持った方はぜひ公式サイトもチェックしてみてください!

日本ヴォーグ社様は3人のECのプロを適材適所に採用されており、効率良くECビジネスを展開されております。

EC運用でお困りや「もっと売上を効率的に伸ばしたい」という方はぜひECのプロの検討もいかがでしょうか。

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