ecforceとは?機能や料金プラン、メリット・デメリットを解説

2024-02-09

ecforceとは?機能や料金プラン、メリット・デメリットを解説

ecforceの機能や料金、メリット・デメリットとは

ECサイトを作成するには、モールへの出店、自社ECの立ち上げなど様々な方法があります。その中に、「ecforce」と呼ばれるサービスがあります。ecforceはECサイト運営におけるどのようなサービスを展開しているのか、機能や料金プラン、そしてメリット・デメリットも合わせてこの記事で解説します。

ecforceとは

「ecforce(ECフォース)」は、株式会社SUPERSTUDIOが提供している法人向けECサイトの構築・運営支援を行うカートシステムです。ECサイトにもBtoB、BtoCなど様々な運営方法がありますが、ecforceではその中でも、メーカーが消費者に直接商品を販売する「D2C」と呼ばれる販売方式のECサイトに特化したシステムです。ecforceには様々なEC運用のための支援機能があり、ECサイトの売り上げを最大化するために活用しやすいサービスであるといえます。

ecforceの機能

では、具体的にecforceにはどのような機能があるのかについて以下に解説します。

ECサイト作成・販売機能・カート機能

ecforceの機能として、まず挙げられるのがECサイトの基本機能であるECサイトの作成機能、販売機能とカート機能です。ECサイトを作成するには、従来はHTMLやCSSなどのプログラミング言語を使って記述する必要があり、このような業務は、HTMLやCSSの専門知識がある担当者でなければ対応が難しいものでした。しかしながら、ecforceでは自身でコーディングをすることも、テンプレートを活用してECサイトを作成することもできます。このような機能により、HTMLやCSSの専門知識がなくとも、マニュアルやFAQなどを参照しながら手軽にECサイトを作成することができます。ECサイトの作成においては、ユーザーからの注文を受け付ける受注管理、在庫などを管理する商品管理システム、また定期販売やセット販売などの販売機能も備えています。

LPO機能・EFO機能

ECサイトにおける売り上げの向上を支援してくれる機能として、ecforceにはLPO・EFOといった機能が備わっています。LPO・EFOとはそれぞれ「ランディングページ最適化」、「エントリーフォーム最適化」と呼ばれる機能です。LPOはECサイトのマーケティングに使われるランディングページからの離脱を防止したり、ユーザーのアクションに応じた商品をオファーする機能などを指します。LPO施策は、一般的なWebサイトにおけるSEOと同様の重要度があります。また、EFOは入力フォームでの申し込みやCVRの増加を目的とするものであり、LPOによって集客したユーザーを逃さずCVRに繋げるための重要な施策です。

CRM機能

CRMとは「Customer Relationship Management」の略であり、「顧客関係管理」と呼ばれる機能です。ECサイトにおけるCRMは、一般的に売り上げの集計や顧客管理機能、定期継続機能などの分析機能などが含まれます。ECサイトの運営においては、こうした分析機能はECサイトを効果的に運営・運用していくうえで不可欠のものであるため、これらの機能が搭載されていることはECサイトの運営における大きな強みとなるでしょう。

広告分析機能

ECサイトの運営においては、広告の運用も重要な業務のひとつです。広告出稿には金銭的コストがかかることから、広告の効果を見極め、有効な広告戦略となるよう常に見直しや改善が必要となります。ecforceでは、こうした広告運用のための管理機能・分析機能も有しています。そのため、広告URLごとのCVRや、特定の広告からのCVRの継続率などのデータを分析する機能があるのです。こうした分析機能では、ECサイトの効果的な広告運用・マーケティングの運用に役立ちます。

クーポン機能

ecforceでは、ショップ内で利用できるクーポンを発行する機能があります。ECサイトにおいては、クーポンの有無はユーザーの定着や評判、CVRにも大きな影響があります。ecforceでは、クーポンの発行機能に加え、各クーポンに対して利用回数や有効期限、額・率などの細かい設定が可能であり、運営者にとって使いやすい機能といえます。

ecforceの料金プラン

ecforceには、料金プランが3種類あります。以下に、それぞれのプランの金額や特徴について詳しく解説します。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、ecforceの基本的な機能を活用できるプランです。

共用のWebサーバーを利用し、ECサイトの作成、商品の販売などのECサイトとしての基本的な機能を活用することができます。ecforceの料金プランは基本的に1年契約のプランであり、スタンダードプランでは初期費用として148,000円、月額費用は49,800円となります。なお、月額費用とは別に1件の受注につき、30円の従量料金がかかります。受注件数については、スタンダードプランでは1ヵ月で最大2,000件の受注が可能であり、2,000件を超えた場合には、自動的にエキスパートプランへとアップグレードされる仕組みです。

エキスパートプラン

エキスパートプランは、スタンダードプランよりも大規模で販売量の多いECサイトに適合するプランとして用意されています。Webサーバーは共用ではなく専用のものが用意され、スタンダードプランにあったような受注件数の制限はありません。エキスパートプランの料金は、初期費用が248,000円で、月額費用は99,800円です。1受注あたり30円の従量料金がかかることは、スタンダードプランと同様です。

移行プラン

スタンダードプラン・エキスパートプランとは別に、ecforceには「移行プラン」があります。移行プランとは、他社のカートプランからの移行を行う際のプランです。移行プランの場合、月額費用はエキスパートプランと同様の99,800円ですが、初期費用は「要見積もり」となっています。また、受注あたり30円の従量課金となる点もスタンダードプラン・エキスパートプランと同様です。

ecforceのメリット・デメリット

ecforceにはECサイトの作成・運用を支援する機能や広告分析・CRMなどコンバージョンを高めるために活用できる各種機能があります。これらの機能を総合的に検討した場合、ecforceのメリット・デメリットはどのように考えるべきでしょうか。

ecforcceのメリット

ecforceを活用するメリットは、ECサイトを手軽に作成・運用できるだけではありません。例として、特定の条件に合致する受注に関して、自動シナリオとして登録しておけばオペレーションを自動化でき、極めてECサイトの運用を効率化・省力化することができます。また、APIを通じて倉庫管理・物流システムなどとの連携が可能であり、ECサイトの受注から出荷までを自動化することもできます。さらに、ECサイトへの売り上げ向上を果たすため、常に最新のシステムを適用するためのシステムアップデートが行われています。自社のみの努力だけではなく、ecforce自身もまた、出店企業の売り上げ向上に注力していることがメリットであるといえます。

ecforceのデメリット

優れた機能や利便性のあるecforceですが、デメリットもあります。まず、ecforceでは決済のシステムが内製されていません。従って、ecforceでECサイトを運営する場合には、他社の決済代行システムと連携させて決済システムを利用する必要があります。決済手数料などは利用する決済システムによる部分がありますので、決済システムの利用料にどれだけのコストをかけられるかによって、ユーザーの使い勝手に差が生じる可能性があります。また、テンプレートを活用して手軽にECサイトを作成できるサービスではあるものの、テンプレートにはやはり限りがあります。そのため、作成しようとしているECサイトの機能・規模によっては、HTML・CSSコーディングを行う人材を確保する必要が出てくる可能性があるという点は念頭に置いておく必要があるでしょう。

まとめ

ECサイトを使ってD2Cビジネスを展開しようとする企業にとって、ecforceは多彩な機能を手軽に活用できるサービスであるといえます。とはいえ、ECサイトの運営は作成して終わりではなく、継続的な分析や戦略設計が非常に重要です。こうした分析については、どのような分析ツールを用いるかよりも、得られた結果をどう解釈するかという戦略面でのバックアップが必要不可欠です。「ECのプロ」では、ECサイトにおける集客やCVRを改善する「集客パッケージ」「CVR改善パッケージ」などのプランを展開しています。ECサイトの運用における課題解決に取り組みたい方は、お気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら

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